施工例
F地区都計道3・3・9号線道路整備(その7)工事
経緯
台風時の大量降雨により地下水位が上昇したために、浮力を生じ一晩でボックスカルバートに最大220mmの隆起を招いた。ボックスカルバートの機能を保持する必要と、経済的見地よりU.G.S工法の採用となった。
工事件名 | F地区都計道3・3・9号線道路整備(その7)工事 |
施工時期 | 平成9年11月 |
施工場所 | 浦安市千鳥町 |
地質概要 | 砂質シルト |
工事概要 | 地下水位の変化により浮力が生じ浮上したボックスカルバートを原状に復旧した。 |
管種別 | ボックスカルバート 2,700×2,200 |
修正距離 | 100m |
最大修正高 | 480mm |
ボックスカルバート断面図
補修工縦断図
写真1
着手前施工前全景
函渠上部の土嚢袋仮置き箇所が隆起部分。

写真2
鋼矢板打設工写真
鋼矢板は、スクラップ端材を使用した。

写真3
排土工(一次沈降工)
排土管内部にジェッチングロッドを挿入して、管渠底面と基礎コンクリート天端の空隙に流水した土砂を混気ジェットにより排除する。
切削土・泥水は、バキュームポンプにより回収する。
所定区間の排土作業の完了後、函渠上面に 給水車を走行させ、上部積荷とした。

写真4
一次沈降による沈降状況
鋼矢板のペインティング(黄色)が沈降作業前の函渠頂部。

写真5
ウェルポイント工

写真6
二次沈降工
二次沈降作業に先だって、函渠底面と基礎コンクリート天端の空隙量をテレビカメラにより調査する。

写真7
沈降工出来形
