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ハウスアップFAQ

ハウスアップに関して皆様からよくお寄せ頂くご質問です。下記のFAQでもご不明な点は遠慮なく事務局までお問い合わせください。

よくあるご質問

見積りは有料ですか?
いいえ、無料です。
ただし、遠隔地の場合は交通費などの実費を申し受ける場合もございますことを御了承下さい。
見積りに来てもらう時に、何か用意するものはありますか?
建築確認申請図面などを御用意いただけますとたいへん参考になります。
工事期間はどのくらいですか?
傾き・沈下の度合や原因、家屋や基礎の構造、作業条件等によって異なりますが、おおむね10日〜1ヶ月程度が一般的な工事期間です。また、作業時間は通常AM8:00〜PM5:00です。
修復工事の間、そのまま家に住んでいられますか?
はいお住まいのまま施工が可能です。
施工中は多少の御不便をおかけするかもしれませんが、原則として工事期間中の転居は不要です。
上下水道、ガス、電気等も通常の通りに使用いただけます。
但し、施工中は屋内の計測や床下点検のために作業員が出入りします。ご協力をお願いいたします。
工事費用はどのくらいかかりますか?
傾きや沈下の度合、地質条件や作業条件等により異なりますのであくまで参考程度にお考えいただきたいのですが、コンクリートベタ基礎で、相対的沈下量10cm未満・建築面積60u未満の場合、おおむね350〜400万円程度はかかります。
実際にいくらかかるのかは、現地調査やお客様からの聞き取りなどを経て最適な修復方法と合わせて提案させていただきます。
実際の状況を見てもらった後にどうするか決めたいのですが。
当然の御希望です。まずはお気軽にお問合せ下さい。
スタッフがお伺いし、傾きの原因、沈下の状況などを調査いたします。その後、条件にあわせて最適な工法を選定し、予算の御見積や施工によって得られる効果などをお知らせいたします。
木造住宅以外の構造物も直せますか?
はい大丈夫です。 当社ではこれまでに、鉄骨造(重量・軽量)、2×4構造住宅、RC造、土塀等の構造物の不同沈下修復の実績があります。
工事前になにか用意が必要ですか?
はい、下記のようなことをお願いすることがございます。
  • ・施工機器設置場所の片付け
  • ・屋内測量点の家具移動
  • ・床下への入り口(床収納庫の取り外し)
  • ・ご近所への工事着手連絡
ご協力をお願いいたします。
また、工事に使用する水道水、100V電灯線は、無償にてご提供ください。施工中は作業員が屋内に出入りしますので、どなたかのご在宅をお願いします。
修復後に、また沈下や傾きが起こりませんか?
起こりません。
ただし、広域的な地盤沈下や地震という自然災害に対しては「絶対」というお答えは出来ません。
又、工事完了後の上載荷重の増加(盛土、敷地内のコンクリート盤設置、増築)や、隣接地あるいは近傍の工事による影響(地中応力や間隙水圧の変化)によって沈下現象を示すことは予測されます。隣接地あるいは近傍の工事では、工事着手前後の家屋調査を行うよう施主に求めてください。
私どもは、お住まいでより安心して暮していただくため、いつどのように訪れるかわからない自然災害に対して、技術を尽くして対策を講じ、家屋や構造物の安全度を最大限に高めるよう提案をいたします。
工事中の騒音が心配なのですが?
ハウスアップは低振動低騒音の不同沈下修復工事です。
「騒音規制法」、「振動規制法」に指定された著しい騒音や振動を発生する作業を行いません。
隣接の家にどんな影響がありますか?
擁壁や塀など周囲の構造物は施工中も変位を測定し影響がない事を確認しながら作業を進めます。また、必要であれば隣接する建物なども同様に変位を測定します。施工箇所との距離が近い場合は塀などが軽微な変位とはいえ影響をうける可能性があります。このようなことが想定される場合はあらかじめお知らせし、影響がないような施工計画を立案し提案いたします。ただし、傾きや沈下の度合、地質条件や作業条件等により影響が出ることが避けられないと判断した場合には、塀の一次撤去等のご協議をお願いすることがございます。
使用する材料が、健康被害をまねくことはありませんか?
薬液を地中に注入する薬液注入工法による建設工事については、「付近の地下水を利用する住民はもとより工事関係者の健康被害の発生と地下水等の汚染を防止すること」を目的として、建設省の暫定指針が発せられています。ハウスアップに使用する薬液はこの指針に従ったものを使用しております。
庭の草花や植木が枯れませんか?
薬液の固結箇所は、地面より数m〜十数mの深さですが地表に漏洩することがあります。a液、b液の混合液はアルカリであり、嫌アルカリ性の樹木、草花には好ましくない影響がある可能性や、土の難透水性による影響も予測されるので、大切な樹木、草花については、着手前の移植をお願いしております。
工事により、敷地内の上下水道やガス管はこわれませんか?
地中配管の様子や、傾きや沈下の度合、基礎構造等により防護措置を必要とするかどうかは異なります。着手前の詳細調査において十分な検討を行います。工事中は、日々、十分な監視を行います。
建具の不具合は、直りますか?
直ります。 但し、着手以前に傾きや沈下にあわせて建具調整(扉取替え、枠取替え等)を行っている場合は、再度、修復にあわせた建具調整が必要となります。
室内の壁面や、外部の壁がこわれるようなことは起きませんか?
起きる場合があります。
内外壁の変化は、傾きや沈下により構造や部材にかかっていた応力がハウスアップにより解放されることに伴う必然的な事象であり、布基礎表面のヘア状クラック(毛髪状の細いヒビ割れ)、外壁のリシン掻き落し仕上げ壁のクラック、軽量ALC版の目地コーキングのヒビ割れや内壁クロスの断裂が代表的です。これとは別に、布基礎と緊結(鉄筋等による一体化)されていないポーチ、バルコニー、犬走り等のコンクリート構造物と布基礎等の縁切れが生じる場合があります。また、浴室内壁の化粧タイルに、目地切れやクラックが生じることがまれにありますが、この場合、工事完了後の部分補修をお客様にお願いしております。
液体を家屋の下部地盤に送り込んで、何故傾きが直るのですか?
家屋の傾きや沈下は、多くの場合、家屋の下部地盤の沈下が原因です。地盤の沈下は、土が含んでいる水が上からの荷重(土や建物の重量)により絞り出されるように排出され、その排出された水の体積だけ地面が低くなる現象です。ハウスアップは、排出された水に相当する体積(家屋の沈下相当体積)の固結体を、傾いた家屋の下部地盤中に形成する事によって、傾きを修復します。水を排出した地盤は地面より数m〜十数mの深さにあり、地表で固結したものを直接その深度に設けることはきわめて困難です。よって、地中にボーリングした細いパイプを通して地盤中に送り込むことが可能な性状の液体を用いています。この液体(薬液)はパイプの先端部で固結する性質をもっているものです。
材料の成分は何ですか?
注入に使用する薬液は、a液、b液に区分して調合します。a液の成分は珪酸ソーダ(水ガラス)と調合水、b液の成分は早強セメントと調合水です。珪酸ソーダ(水ガラス)は、水に溶かしたガラスと考えて下さい。調合水は通常水道水を使用します。
液体の材料が、何故あちらこちらに広がらないのですか?
a液、b液を計量カップにとって混合した場合、5秒〜10秒程度の極めて短い時間で固結します。また、材料中の2/3〜3/4をしめるb液は、土粒子中を透過しにくい性質を持っているセメント懸濁液です。地盤中に大きな空洞あるいは地下水の道がある場合(この場合は、大抵地表の陥没を呈しています)を除くと、固結物は、パイプ先端を中心とする半径1m〜3m程度の円の範囲内に留まります。
傾きや沈下が一様でないのに、どうして平らになるのですか?
ハウスアップでは、傾きや沈下の原因となった地層の最下部より上部にかけて薬液を注入して、地盤強度を増大化する改良を行います。続いて、傾きや沈下現象を呈している家屋をリフティングする薬液注入を行います。リフティング注入のパイプ深度と薬液注入量により、リフティング範囲と高さが異なります。家屋全体が平になるようなリフティング位置、パイプ深度と薬液注入量を、それぞれのケースにより最も適切な位置を判断して決定します。
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